Journey On

教育のこと、世界のこと、自分のこと、日々思うことあれこれ

2021夏 ブログマラソン④ 【概念型探究と子どもたちの変化】

このブログマラソンも折り返し地点です。今日は、概念型探究に取り組んだことによって子どもたちにもたらされた変化について見ていきましょう。これも、概念型探究だけが原因ではないと思いますが、印象に残っているエピソードTOP 10です。 とにかく、書く量…

2021夏 ブログマラソン③ 【概念型探究と授業実践】

授業実践について書こうと思い、今までの探究のユニットについて思い返したところ・・・。 担任として取り組んだ探究は、27ユニット、総時数は1500時間余り。 コーディネーターとして関わった探究は、この1学期末までで46ユニット。 6年生の個人またはグ…

2021夏 ブログマラソン② 【概念型探究と学級づくり】

【概念型探究と学級づくり】 ブログマラソン3日目の今日は、探究型概念と学級づくりの関係についてお話しします。 私はここ5〜6年間、これと言って学級づくりのための取り組みをしていません。探究の時間が教育活動の核となっていて、特別な取り組みをす…

2021夏 ブログマラソン① 番外編 【概念型探究とは・・・?】

ブログマラソン2日目にして、早くも番外編(笑) 【概念型探究と学級づくり】の前に、概念型探究について、私がどう位置づけているかを簡単に説明したいと思います。 前回も書いたように、「たんきゅう」には本当に多くの捉え方がありますよね。学校教育の…

2021夏 ブログマラソン① 【概念型探究と私】

この夏のチャレンジとして、1週間のブログマラソンをスタートします! この7年間探究に取り組んできたことをまとめてみたら?と声をかけていただくことが増えました。とりあえず、やってみよう!ということで、まず1日目。 【概念型探究と私】 ここ数年、…

原点 〜カリフォルニア州での銃乱射事件を受けて〜

世の中の多くの人々よりも1日遅れて大型連休が始まった私のもとに、びっくりするようなニュースが飛び込んできてからもう1週間。 本当にたくさんのことを考える毎日の中、私自身の原点に立ち返る機会となっています。 様々なバックグラウンドを持つ人々が…

自由の相互承認 〜自由 vs. 好きなこと〜

新年度が始まって、教室に元気な声が戻ってきました。 教室から見える景色が変わったぐらいで、あまり大きな変化のなかった今年はどの子も例年よりスムーズに「日常」に戻ることができているようです。 久々にクラス替えもない持ちあがりの今年度。学級のこ…

中にいると見えないこと 〜フィードバックのありがたさ〜

例年3学期は参観希望の方が多いのですが、この2週間は立て続けに総勢14名の方々がいらっしゃいました。 さらに、その合間にはイベントもあり、子どもたちの興奮状態はMAX。金曜日が終わる頃には私も疲れ果てていました… 今回は半日教室にいらした方が多か…

子どもたちの目を通して新たに世界を知る 〜「終わりのない旅」〜

まだ帰国してから2ヶ月しか経っていないなんて信じられないほど仕事に飲み込まれてしまいましたが、そんな中、大学院の課題も無事に終え、学位を取得することができました! この夏の学びは、じわじわと教室での実践に影響を与えているようです。意図的に何…

学習者というレンズを通してみた授業風景 〜It's all about lenses!〜

このコースの初回の課題文献に、学習者の立場からする自分の実践を通して振り返ることの重要性が書かれていて、こんな恵まれた機会はもうないかもしれないと感じていました。 せっかくなので、学習者から見た(しかもクラスで一人だけ、いろいろマイノリティ…

あるあるリスト 〜日本の常識は世界の非常識!?〜

七夕に始めたこの期間限定のブログマラソン。 ここまで順調に続けることができて、ちょっと、いや、だいぶ嬉しいです! 昨日は多様性について書いたので、今まで驚かれることの多かった「日本の当たり前」を改めて挙げてみたいと思います。 (※トータルで6…

多様性は強み! 〜それとも、これも思い込み?〜

トランプ大統領の失言(いや、失策?)が大バッシングを受けている中、オバマ前大統領は訪問中の南アフリカでW杯優勝の仏チームを引き合いに出していかにdiversityが重要かを力説していました。 日本語では多様性と訳されることが多いこのdiversityは、高校…

「探究の時間」と教師のマインドセット 〜エキシビションに向かって〜

@ホロコーストミュージアム ホロコーストミュージアムのインパクトがとてつもなく大きかったことは前述の通り。 norainnorainbows1718.hatenablog.jp その中でも、冒頭の写真の引用句が一番私の心を掴みました。 「This Museum is not an answer. It is a q…

エコについて考える 〜遺伝?文化?〜

現代アートの展示の一つ@ポートレイト・ギャラリー 暑さと湿度に弱い私ですが、こちらに来てからは室内にいて暑いと感じたことはありません。(むしろ、寒いぐらい・・・) なぜなら、アメリカではセントラルヒーティングが一般的で、全館一斉に気温を管理…

自分を見つめる 〜I believe web と Identity web〜

何という花なんでしょう?知っていたら教えてください そろそろコースの課題もハードになってきた3週目の終わり。きっと、残りの期間はあっという間に過ぎてしまうんだろうなぁ。 今日は、授業で取り組んでいるアクティビティを少し紹介します。 このコース…

番外編 ワシントンDC観光 〜やっぱり、キーワードはculture?〜

スミソニアン学術協会。感謝しかありません・・・ 13日の金曜日。 何か不吉なことが起こるのでは・・・なんて話をしながらルームメイトとDCへお出かけ。例によって、シャトルバスに乗って30分でメトロの駅へ。そこからさらに電車に揺られること30分ち…

Equality(平等性) と Equity(公正性) 〜一斉授業からの脱却に伴う課題〜

みなさんは会議やワークショップ、あるいは授業など複数回連続しておこなわれるものに参加するときに、いつも同じ座席に着きますか?それとも、あえて毎回違う場所を選びますか? 特に座席が指定されていなくても、自然と前回と同じ場所に同じ人が座ることが…

探究者とは・・・ その2 〜追われるのではなく、追いかける〜

「結局、探究ってなんなの?」 「探究って誰でもできるの?」 こんな質問を時々いただきます。でも、きちんとお答えできたことはないかも知れません。なぜって、その人の言っている探究と私の言っている探究が同じとは限らないし、誰でもできるようでもあり…

授業のディスカッションからわかったこと 〜最近のトレンド〜

キャンパスの外れにある野生のブラックベリー。もう少ししたら食べられる!? 大学院のコースもそろそろ折り返し地点を迎えます。だんだん、クラスメート同士が打ち解けてきて、ディスカッションもさらに活発になってきました。 昨日は、cultureとは何か、そ…

リモートワークの未来はある? 〜教師としての成長・働きかた〜

当然のことながら、こちらの学校は絶賛夏休み中。同じコースをとっている他の14名も夏休みを活用して、professional developmentも兼ねて受講している。 せっかく、少し時間に余裕ができたんだから・・・と思って、ヨーロッパの友達に連絡をとろうとしても…

探究者とは・・・ その1 〜Cゾーン〜

今回のルームメイトは、フィリピン系カナダ人。父親はフィリピン、母親はアイルランドとフィリピンというバックグラウンドをもっていて、彼女が小学生の時にアメリカに移住してきたそう。フロリダのIB校で長年教えていて、PYPコーディネーターとしての3年目…

Assumptions 〜想定?思い込み?見せかけ?〜とReflection

今回の滞在では「Inquiry Into Practice」というコースを受講しています。本来は、プログラムの最初に履修しなければいけない授業なのですが、諸々あって(アメリカでは留学生という立場はとても制約が多い・・・)結局最後に履修することになってしまいまし…

久しぶりの学生生活

4年ぶりにキャンパスに戻って来ました。 建物やお店の顔ぶれなどいろいろな物が変わっていて、新しい世界に迷い込んだ感じもするけれど、けっこう覚えているものなんだなぁ。 こちらに来てようやく少し肩から力が抜けた気がしています。2月からずっとはり…