Journey On

教育のこと、世界のこと、自分のこと、日々思うことあれこれ

子どもたちの目を通して新たに世界を知る 〜「終わりのない旅」〜

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まだ帰国してから2ヶ月しか経っていないなんて信じられないほど仕事に飲み込まれてしまいましたが、そんな中、大学院の課題も無事に終え、学位を取得することができました!

 

この夏の学びは、じわじわと教室での実践に影響を与えているようです。意図的に何かを変えているわけではないけれど、振り返ると学んだことや感じたこととのつながりがふんわりと浮かんでくる。そんな感じです。

 

本当にありがたいことに、クラスの子どもたちのほとんどは探究の時間が大好きです。教科融合テーマによって、個人の興味や関心にはばらつきがあるけれど、クラス全体としてはここまで常に比較的高い熱量を維持しています。

わくわくも、つぶやきも、疑問も、思わずカラダが動くのも止められない!!そんな子ども達の姿はとってもわかりやすいフィードバック(笑)

毎時間、小さな、そして時には大きな発見を繰り返しながら、自分の身の回りの世界についての理解を広げたり深めたりしている様子を見ると、やっぱり学びはこうあるべきだよなぁとつくづく感じます。

 

磁石一つで、こんなに盛り上がるの!?!?というくらい、あれも不思議!これもやってみたい!!

巻尺が校庭でおもちゃのようになってしまう。夢中になってイキイキと遊びながら学んでいる。

 

もちろん、あぁ、私も子どもの頃これが不思議だったなぁとか、これ、楽しかったよねーということもありますが、え?そんなこと思いつきもしなかった!!や、言われて見ると確かになんで???ということもたくさんあります。

それを一緒に考えたり、やってみたり、探ってみたり・・・。

本当におもしろい時間!!

 

探究の時間の中で、私が教えている知識は本当に少ないことを改めて実感する日々。

校内で若手教員研修を担当している私にとって、PYPでの教師の役割は探究のテーマそのものです。

 

新しいユニットが始まって1週間。

今日も子どもたちはすごーくのめり込んで磁石と向き合うんだろうな・・・

昨日は、予想→実験(観察)→まとめ→新たな疑問→予想 というサイクルについて共有していたら、「探究は無限のループ!!」「終わりのない旅だね!」と喜んで(?)いました。

 

この半年間での彼らの1番の成長は、探究者としての考え方や態度が探究の時間以外で多く現れるようになったことではないかと感じています。

他の教科の時間はもちろん、家庭も含めた授業時間以外でも身につけたスキルを活用できるようになったり、元々の自分の興味や関心の範疇にないことについてもおもしろがれるようになったり。

 

後期もますます楽しみ!!