Journey On

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リモートワークの未来はある? 〜教師としての成長・働きかた〜

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当然のことながら、こちらの学校は絶賛夏休み中。同じコースをとっている他の14名も夏休みを活用して、professional developmentも兼ねて受講している。

せっかく、少し時間に余裕ができたんだから・・・と思って、ヨーロッパの友達に連絡をとろうとしても、みんなバカンス中で、なかにはデジタルデトックスに励んでいる人も。

かたや、日本では学期末に向けて成績処理や学期のまとめなど、猛チャージ中。私も、時差を考慮してもらいながらも、あっちこっちのオンラインミーティングに呼ばれる。今日の夜は、6年生と2回目のZoomミーティング。少人数との関わりであれば、リモートワークでもできることはけっこうあるかもしれません。

 

教師生活9年目。長期間仕事を離れるのは、これが2回目です。それ以外でも2年に1回ぐらいのペースで、できるだけまとめて休みをとって、海外で非日常にどっぷり浸かっていました。そこでしか出逢えない人たちとの密度の濃い交流を通して、たくさんの気づきや新たな視点がもたらされる。そういう機会が、私の成長にとっては欠かせないんだと改めて実感しています。

 

日頃、慌しい生活を送ることが多い私たち教師にとって、立ち止まってじっくりと自分を見つめ直す機会をもつことはとても大切なこと。アメリカでも、教師は職業というよりも生き様とセットというような考え方をする人が多いようです。この長い休みの間に、自分の価値観を再確認したり、ゆっくりと自分自身の時間を大切にしたり・・・。

 

アメリカの学校には、「サブ」と呼ばれるシステムがあって、教師が休みを取ると、「サブリスト」に電話して代替教員として入ってもらいます。同じ学校の人にしわ寄せがいかないので、日本人の感覚では信じられないような理由で休みを取る人も少なくありません。まぁ、当然の権利を行使しているだけってことなんですよね。

(もちろん、「サブ」の人によっては、授業が成り立たないなんてこともあるそうですが・・・)

 

小・中・高の教員にもサバティカルが認められるようにならないかなぁ。ICTの活用で、短い期間であればリモートワークができるようにならないかなぁ。罪悪感に苛まれず、病休以外で有給を取れるようにならないかなぁ。。。

成長しながら働き続けるために、どんなお仕事の方もみなさん、自分なりの持続可能なシステムを見出そうとしているんですよね。きっと。

教師にとって、その持続可能性を阻害しているものがなんなのか。外に出て、いろいろな「あたりまえ」に直面する度に、考えをめぐらせています。